群馬B級スポット

上芝共同水車と旧下田邸の庭園を動画でご紹介!

上芝共同水車と旧下田邸を空撮

 

上芝の共同水車と旧下田邸書院の見事な庭園を空撮&動画でご案内します。見事な旧下田邸書院の庭園は、あの忠臣蔵で知られる堀部安兵衛が作庭したと云われています。共同水車は昭和30年後半まで稼働してました。

 

明治〜昭和30年代後半まで活躍した上芝共同水車

 

水量が豊かな川の流れにグルグル音を立てて回っている水車。それが旧箕郷町、現高崎市の上芝の共同水車です。この角度の景色だと古さを感じさせてくれますが、周りは閑静な住宅地になってます。ここだけ日本昔話の舞台みたい。

 

名前が共同水車と言うように、近隣住民に昭和30年代後半まで使われていたようです。現在は市の指定重要文化財になってます。

 

上芝の共同水車の全体写真(駐車場側から)

 

水車小屋の裏に回るとガラス越しに中が見えた。中を覗くと臼があり、水車の動力で作業ができる模様。水力だから環境にも良いだろうし、もっと現代でも活用法はないのだろうか?休まず動いている水車を見てふとそう思った。

 

基本的に水車って穀粉のイメージが強いけど、昔は織物の生産や製材などにも活用されてましたよね。地域の活性化に大きなカラクリ人形を水力で休まず動かすとかはどうだろうか?なかなか面白い感じがするけどなぁ・・・ダメ?

 

上芝の共同水車の裏手

 

上芝の共同水車案内看板を見ると、この水車は明治中期に造られ、ずっと近隣の方々が昭和30年代後半まで使ってきた水車らしいっす。

 

地域には明治時代の最盛期に三十基以上の水車があり活躍。その後、昭和の初めまで十数基が稼働、さらに上芝の共同水車の一基を残し全て消滅。

 

平成になって唯一残っていた水車を建造当時のままに復元されている。

 

上芝の共同水車の案内看板

 

写真のように共同水車に流れ込んでいる川は水量が豊富です。

 

上芝の共同水車に流れる川

 

上から共同水車見ると、復元された茅葺屋根が何ともいい感じ。ただし周りは住宅地で現代風な屋根が目立つのが少し残念な感じ。

 

茅葺屋根の復元された上芝の共同水車

 

共同水車〜白山神社前を通り旧下田邸書院までぶらり

 

上芝の共同水車近くには、他にも旧下田邸書院の庭園スポットがある。そろそろ庭園の紅葉が見頃だろうと行ってみたらこれが大正解。

 

庭園のもみじが真っ赤で、まるでビールの新CMのような感じだった。

 

共同水車から旧下田邸書院までは歩いて5分〜10分程度。向かう途中に白山神社という小さな神社があり、神社の詳細は不明だったけど、お参りはしておいた。下記はガラス越しに神社内部を映した写真です。

 

白山神社とガラス越しに内部を映した写真

 

旧下田邸書院及び庭園に疲れないで現着。旧下田邸書院は、当サイト内で紹介している長野氏が築城した箕輪城(日本百名城)とゆかりがある場所です。

 

旧下田邸書院及び庭園(群馬県指定重要文化財)

 

ここは箕輪城が落城後に下田大膳正勝の子孫が代官として住んでいた屋敷跡(江戸時代の書院と庭園)です。下田大膳正勝は、箕輪城主であった長野氏の身分の高い家来ですね。

 

入口から見た旧下田邸書院の庭園

 

旧下田邸書院の庭園は、忠臣蔵で知られる堀部安兵衛が作庭したといわれ、群馬では数少ない江戸時代の庭園らしいです。池も大きく、ヤマモミジの色が見ての通りとにかく鮮やか!池にはたくさんの鯉が優雅に泳いでました。ストレスがない感じの鯉ばかり。

 

旧下田邸庭園の池

 

旧下田邸書院は平屋造りの12畳半と10畳により構成と書いてある。書院内にはぶどうとリスを透かし彫りで表現した欄間の彫刻が繊細と書いてあったが、中には入れないので暗くてイマイチ良く見えなかった。(写真下)

 

ここは遠くない場所に二ヵ所の歴史散策ができるので、上芝の共同水車と旧下田邸書院及び庭園のセット見学がおすすめです。

 

旧下田邸書院の内部

 

名称:上芝の共同水車
住所:群馬県高崎市箕郷町上芝付近
見学料:無料
駐車場:あり(3台)

 

名称:旧下田邸書院及び庭園(現高崎市箕郷支所に隣接)
住所:群馬県高崎市箕郷町西明屋702−2
見学料:無料
駐車場:あり

 

上芝の共同水車の場所とアクセス地図