群馬B級スポット

正八角形墳の三津屋古墳を空撮動画でご案内します!

三津屋古墳の上を飛んでみた

 

全国でも大変珍しい吉岡町の三津屋古墳です。何が珍しいかというとその形状。復元された正八角形墳の三津屋古墳と石室内部をご案内します。

 

全国でも珍しい正八角形墳の三津屋古墳は吉岡町です

 

ここ吉岡町の三津屋古墳は、全国でも非常に珍しい正八角形墳と聞いたのでやって来ました。『珍しい』とか『面白い』いう言葉に敏感で、昔から弱いんです、はい。
また、子供の頃に危ないから中に入るな!と言われた防空壕は、全部入って探検しました。

 

正八角形墳も小ぶりだけど駐車場もやや小さ目。向かって右側に5台くらいが停められる小さ目の駐車場が完備されてます。なお、先客は誰もいなかった。

 

三津屋古墳は閑静な住宅地の一角にあります。

 

三津屋古墳

 

三津屋古墳は1993年に発掘調査され、その後復元され整備されてます。このように見たことのないキレイな正八角形の古墳でした。

 

全国でも非常に珍しい正八角形墳の三津屋古墳

 

内部は自然石を主体にして一部切石の使用が推定されてるようです。

 

三津屋古墳の石室内部

 

正八角形墳の1辺が下段で約9メートルで、上段で約6メートルと書いてある。唐尺の使用が推定され、7世紀後半の築造だそう。

 

ちなみに唐尺とは、中国の唐代に用いられた長さの単位。
大尺が約30センチと小尺が約24.6センチの2種があります。
日本では大尺は田地などの測量用、小尺はその他の測定用として用いられてきました。

 

三津屋古墳の案内看板

 

三津屋古墳の案内看板にも、この八角形の形態が資料的価値が極めて高いと書いてある。古墳はいくつか見てきたけど、確かにこの形は初めて見た。

駐車場側から見た三津屋古墳

 

駐車場側から見た三津屋古墳の裏側には横穴式の石室があった。
午前8時から午後5時までの時間制限があるものの、石室内部を自由に見学できるようになっていた。

 

石室側から見た三津屋古墳

 

三津屋古墳の横穴式石室内部も自由に見学出来ます

 

このように三津屋古墳の横穴式石室内部も自由に見学が出来ます。ただし扉式の石室内部は時間制限が設けてありますので要注意。
午前八時から午後五時までは鍵が開いてます。管理は吉岡町教育委員会ね。

 

三津屋古墳の横穴式石室

 

これが復元された三津屋古墳の横穴式石室の内部。
石室内部は発見当時には既に破壊されていた模様です。

 

三津屋古墳の横穴式石室の内部

 

土層断面が見れますが、石室内部がちょっと暗いのでわかりづらい。

 

石室内部の土層についての案内板

 

内部は自然石を主体にして一部切石の使用が推定されてるようです。

 

三津屋古墳の石室内部

 

三津屋古墳のような明確な八角形古墳は現在までに10基しか発見されてないみたい。
全国には10万基以上の古墳が分在している中の10基だから貴重な古墳であることは間違いなさそうだ。

 

三津屋古墳の横穴式石室の外観

 

場所:三津屋古墳
住所:群馬県北群馬郡吉岡町大久保付近
見学:無料
駐車場:あり(無料)
最寄駅:JR上越線群馬総社駅(車で15分くらい)
※石室開館は午前八時から午後五時まで

 

三津屋古墳の場所と地図