群馬B級スポット

ビックチョイス富岡から小野塩薬師までツーリング!

モペットバイクで小野塩薬師まで

 

快晴の中、富岡市のレトロ自販機でお馴染みのビックチョイス富岡を出発して小野小町のゆかりの地である得成寺から小野塩薬師までツーリングに行って来ました。塩薬師は、塩畑堂信号の先でゆるやかに流れる鏑川沿いにたくさんの石仏さん達と一緒におられました。

 

小野小町のゆかりの地、富岡市の得成寺と塩薬師

 

ビックチョイス富岡前を走る県道10号線を富岡市方面に走り、右側にファミリーマートがある信号を左折して県道197号線に入ります。そこから5分ほど走ると左側に小野小町とゆかりがある得成寺があります。

 

県道10号線沿いにあるビックチョイス富岡

 

得成寺は山号を小町山と称する真言宗のお寺。ここは世界三大美人のひとりと言われる小野小町のゆかりのお寺(得成寺)なんですよね。

 

この地で故郷である出羽の国に帰郷の折に大病を患った小野小町が、得成寺に小庵を建てて病気治療と仏道の日々を送っていたと云われてます。

 

ここから鏑川が流れる塩薬師まではすぐで、散歩には丁度いい距離ですよね。

 

県道197号線沿いにある得成寺

 

鏑川の手前に山名と甘楽町に分岐する塩畑堂信号があり、この信号と鏑川に架かる橋の真ん中あたりの右側が富岡市後賀の塩薬師如来です。

 

入り口には小野小町祈願所塩薬師如来の看板が出ています。

 

県道197号線沿いにある塩薬師

 

塩薬師の手前に瓦屋根で木造造りの拝門殿がある。

 

拝門殿(小野塩薬師如来)

 

なぜか拝門殿にはホイールタイヤが並んで置いてあり、現在物置として私物化されている模様だった。タイヤを横に並べると丁度いい広さかも。

 

拝門殿(小野塩薬師)

 

甘楽町に向かう鏑川沿いに小町が通った塩薬師

 

ここは塩薬師と言われるものの古くは石薬師と呼ばれ八世紀頃に建立されたようです。今は県道197号線より少し中に入った場所に塩薬師如来がありますが、塩薬師より前方には鏑川に架かる古い橋があった痕跡があるので、昔は道路沿いに建っていたと思われます。

 

このように様々な表情をしたたくさんの石仏像がおられます。石仏さまの表情は皆穏やかで和みます。

 

たくさんの石仏(小野塩薬師如来)

 

たくさんの石仏像に担がれる感じで塩薬師如来像がドテッと座っております。これは、あまり見たことがない光景です。

 

小野塩薬師如来像

 

塩薬師の案内板によると、八世紀ころからあったと言われ、以前は石薬師と呼ばれていた。平安時代初期に小野小町が故郷である出羽の国に帰郷の折、この地で大病を患った。小野小町はやむを得ず、得成寺に小庵を建て治療と仏道の日々を送った。

 

ある時小町の夢枕に不動明王が立ち、『近くにある石薬師に千日祈願を掛け、霊水で身を清めれば快癒するだろう』と御告げがあり、小町は千日かかさず石薬師に通い詰めた。

 

しかし、一向に快方に向わなかったため薬師様に対して『南無薬師、まづは諸願の叶はずば、身より仏の名こそ惜しけれ』と和歌を詠んだ。今度は薬師様が夢枕に立ち『むら雨は、ただ一時のものぞかし、己が身のがさここにぬぎおけ』と返しの歌を賜った。

 

次ぎの朝、小町が目が覚めると不思議な事に大病がすっかり癒え、小町は感謝を込めて石薬師に塩を山のようにお供えした。その後、この地を塩畑堂と称し、石薬師から塩薬師と呼ばれるようになった。

 

塩薬師如来の案内看板

 

ちなみに出羽の国は現在の山形県と秋田県付近ですね。

 

小野塩薬師如来の石仏像

 

旧橋の痕跡が残る鏑川と小野塩薬師如来。

 

いずれにしても川が流れる良いロケーションに塩薬師様がおられます。

 

鏑川と小野塩薬師如来

 

場所:小野塩薬師如来
住所:群馬県富岡市後賀付近(塩畑堂信号)
見学:無料
駐車場:あり

 

小野塩薬師如来のアクセスと地図